<セリエA:インテルミラノ3-0バリ>◇3日◇バリ

 名門インテルミラノに合流して間がないDF長友佑都(24)に、出番はなかった。黒い手袋をはめ、寒さに備えベンチ入り。後半開始早々から体を動かして備えたが、終盤に得点を重ねたインテルミラノは2人を交代させただけだった。試合後はドーピング検査を受けたため、取材対応もなく無言で会場を去った。

 レオナルド監督は「いろいろな可能性が考えられた。試合の流れの中でけが人のことやバランスなど細かい調整が必要だった」と長友を使わなかった理由を説明。一方で「多様な可能性があることが重要」と加入により戦術的な選択肢が増えたことを歓迎した。

 試合中には長友と左サイドバックの座を争うキブに相手選手を殴った疑いがあり、今後は出場停止処分を受ける可能性もある。次節は出場の可能性が高まるかもしれない。

 [2011年2月4日10時10分]ソーシャルブックマーク