<ロンドン五輪アジア1次予選>◇9日

 第2戦を行い、パレスチナ自治区で初の国際試合となったパレスチナ-タイは1-0でパレスチナが勝ったが、2試合合計で1-1で並び、タイがPK戦を6-5で制した。

 結果はPK負けでも、パレスチナにとっては開催自体が重要な意味を持つ一戦だった。パレスチナ・サッカー協会のラジューブ会長は「これはパレスチナの人々の自由と独立への新たな出発点」と意義を強調した。

 ファイヤド首相も観戦した一戦。男性がほとんどだったが、何千人ものサポーターが客席を埋め、トランペットやドラムの音楽に合わせながら声援を送った。