今夏、2部ニュルンベルクからハノーバーに移籍したMF清武弘嗣(24)のインタビューが、6日付の独ビルト紙に掲載された。「フレンドリーで、面白く、親しみがある。清武は新しくファンのお気に入り選手へなりそうだ」と報じられている。移籍についての苦悩や、家族やプライベートなことまで明かしている。――ハノーバーにはうまくなじめているか清武
それはとてもよく。チームは全体的にとても温かく受け入れてくれている。すぐに家を見つけることができたし。ハノーバーを気に入っているし、お気に入りの場所も見つけた。――お気に入りの場所は、どこか清武
動物園がすごくいい。家族で、もう4回も行った。僕のお気に入りはライオンで、息子はキリン。――ハノーバーになじむのに、酒井宏樹の存在は大きいか清武
宏樹は日常生活の多くのことで助けてくれている。買い物する場所とか、レストランとか。通訳をしてくれていた友人の山守淳平も時々遊びに来てくれる。ハノーバーでの生活はとても心地よい。――ドイツ語は清武
ドイツに来て2年、だいぶ分かるようになった。でもしゃべるのはまだ難しい。もっとドイツ語を良くしなきゃと思うし、そうするつもり。――車のナビは何語か清武
ドイツ語。最近間違えて英語に設定したらすぐに道に迷った(笑)。――どのようにしてサッカー選手になったのか清武
港町の大分出身。そこで08年にプロ選手になった。サッカーをやっていた父親と、長男(兄)を見て、僕もサッカーをするようになった。3歳で始めた。父親が最初の監督だった。――弟もいる清武
そう。彼もプロ選手になって、今はJリーグの鳥栖でプレーしている。――ハノーバーのマルティン・キント会長によって獲得された。最初のコンタクトは清武
ニュルンベルクの降格が決まってから、多くのオファーをもらった。残留すべきかとすごく考えた。そんな時ハノーバーからの問い合わせがあった。ハノーバーは良いクラブで、すごく力を費やしてくれた。だからハノーバーに行きたいと思った。――好きなポジションは清武
オフェンシブなポジションならどこでもプレーできる。ニュルンベルクではトップ下のポジションで出場していた。そこが1番好きかな。――ニュルンベルクの2部降格。5分間だけの出場に終わったW杯。気持ちは切り替えられたか清武
降格はつらかったし、W杯はあまりにもはやく終わってしまった。切り替えるのは難しかったけど、3週間の休暇で完全に頭をオフにして過ごした。その後はまたゼロから考えることができるようになった。頭の中はフレッシュでき、高いモチベーションでハノーバーに来た。――どこで休暇をすごしたのか清武
もちろん日本(笑)。大分の温泉が大好き。息子と30分は入る。1人だったら、1時間かな。――すでに本を2冊書いたという話は本当か清武
本当ですよ。僕はまだ24歳でプロ選手としての経験はまだ7年しかない。でも、出版社から話をもらった時は素晴らしいと思った。――何が書かれているのか清武
自伝的な本で、これまでの歩みを語っている。努力している若い子に勇気を与え、夢を現実にする助けになったらうれしい。――ドイツ語版はいつ清武
いいアイデア。それじゃあ、こっちの出版社に関心を持ってもらわないと(笑)。――12年からドイツで暮らしています。何を懐かしく思う清武
コンビニ。日本の大きな街だったらどこにでもあるし、品ぞろえもすごい。ドイツにも多くのガソリンスタンドがあって、そこは開いているけど、比較できるほどじゃない。――ドイツ料理は清武
ニュルンベルクで、焼きソーセージを好きになった。家にはいつもあるし、毎日食べている。――本当ですか清武
朝、よく食べる。あとはご飯とみそ汁。それに魚もたくさん食べる。――食事ははしを使用しているか清武
家ではもちろん。でもレストランとか、チームと食べるときは普通にナイフとフォークで食べる。