ドルトムントのドイツ代表MFマルコ・ロイス(25)が、復帰戦でまたしても負傷してしまった。2-2で引き分けたパーダーボルン戦の後半24分に、相手DFバカロルツの足の裏を見せたスライディングが右足首に直撃。担架に固定されてピッチを後にし、病院に直行した。

 ロイスは1-0で勝利した9日のボルシアMG戦で左足首の負傷し、ドイツ代表での欧州選手権予選を欠場。この試合が復帰戦だった。ロイスの負傷にクロップ監督は「足首がひどく腫れ上がっている。あのタックルは、ひどいシーンだった。それ以外言いようがない。診断を待たなければならないが、今回のケガは前回よりもひどいと思う」と、長期離脱の可能性を示唆した。

 また、チームマネジャーのツォルクは「何らかの靱帯(じんたい)をやってしまったかもしれない。今季前半戦中の復帰は無理だろう」と明かした。

 試合で主審を務めたシュタルクは、このタックルでバカロルツにイエローカードを出すにとどめていた。「(バカロルツのタックルが)最初にボールで、その後にロイスの足に当たったように見えた。その時はイエローカードが妥当だと判断した」と明かした。しかし、映像で確認した後では「自分自身ショックを受けた。レッドカードが正しい判断だった。ロイスを気の毒に思う」と誤審を認めた。