インテルミラノDF長友佑都(26)が、12日のジェノア戦で先発復帰する見込みとなった。10日付伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトなど3紙が、左サイドバックでの先発出場を予想した。左膝半月板損傷で4月14日カリャリ戦を最後に離脱していた長友は、前日9日に下部組織との練習試合に左サイドバックで出場。元気そうに走り回り、シュートを2本放つなど、順調な回復ぶりを示していた。クラブ広報は「練習試合で長友は問題なくプレーした」と言い、ストラマッチョーニ監督も満足し、起用を決断したとみられる。これで長友の手術回避が決まった形で、日本代表にとっても朗報となった。

 また、インテルは故障者が多く、DF陣ではラノッキアとジョナサンが不在。さらに12日はファンとペレイラが出場停止で、長友に頼らざるを得ない台所事情も、先発復帰を早めたといえそうだ。(波平千種通信員)