<スペイン国王杯:Rマドリード2-1バルセロナ>◇決勝◇16日◇バレンシア

 バルセロナは欧州CL・Aマドリード戦、国内リーグ・グラナダ戦に続き、まさかの3連敗。3連敗は11年ぶりの屈辱だった。ボール保持率は67%と圧倒したが、Rマドリードの驚異的な速さにカウンターで失点を許した。得点も流れるようなパス回しからではなく、CKからのヘディングゴールだけだった。

 34歳になったシャビは衰えを指摘されるようになり、メッシは輝きを失っている。無得点に終わったネイマールは肩を落としてスタジアムを後にした。シャビは「決勝で負けるのはショックが大きい。自分たちのミスから失点したことが残念だ」と悔しがった。今季はすでに欧州CLで敗退。国内リーグも3位と優勝の可能性は高くない。無冠に終われば07-08年シーズン以来、6季ぶり。Rマドリード・アンチェロッティ監督の「バルサの時代が終わったとは思わない。勝利に必要な幸運がほほ笑まないこともある」という言葉通り、強さを取り戻すことができるか。