20年東京五輪のマラソンで、大会組織委員会がコースの大枠を固めたことが26日、分かった。

 メインスタジアムとなる新国立競技場を発着点として皇居、銀座、日本橋など都心の観光名所を巡り、雷門で有名な浅草で折り返す。国際陸上競技連盟など関係機関の承認が必要だが、大会関係者は「だいたい決まりつつある」と語った。男子マラソンが、同じ8月9日に新国立競技場で行われる閉会式の準備と重なるため、同2日の女子も合わせスタート、ゴール地点を競技場内ではなく、周辺に移す可能性が残る。交通規制の関係で、東京駅周辺のルートなども招致段階の計画から一部修正。2月に開催された東京マラソンとコースが重なる部分が多く、運営のノウハウを生かせる利点がある。