ルマン24時間レース参戦への登竜門となる「アジアン・ルマン・シリーズ」が10月31日、11月1日に岡山国際サーキットで日本初開催されることが29日、発表された。米国、欧州ではルマンの姉妹レースがシリーズ化されており、優勝者に本戦の参戦権が与えられている。アジア地区でも同様のシリーズ開催のために主催のACO

 JAPANの寺田陽次郎代表らが動き、世界ツーリングカー選手権(WTCC)との共催で大会を実現した。寺田代表は「定着させて日本のチームにルマンへのチャンスを広げたい」と話した。

 同レースには昨年のルマン24時間に参戦した東海大チームもエントリー。指導する林義正教授は「学生たちにもいい目標ができた。マシンは改良されているので、いい成績を出して来年のルマン24時間参戦につなげたい」と話した。

 また、WTCCは日本で2度目の開催で、04年ルマン24時間覇者の荒聖治らが参戦する。荒は「昨年から参戦したかった。活躍して欧州のレース文化を日本にアピールしたい」と意気込んだ。