新旧女王タッグで世界を迎え撃つ。10月3日にさいたまスーパーアリーナで開催されるフィギュアスケートの3地域対抗戦ジャパンオープンの主催者は25日、出場者の一部を発表。元世界女王で来季から復帰する浅田真央(24=中京大)が参戦することが決まった。佐藤信夫コーチによるとローリー・ニコル氏振り付けの新フリーを披露する。

 1年間の休養を経た復帰戦は、いきなり日の丸を背負っての戦いになる。大会は日本、北米、欧州が男女シングル2人ずつの団体戦で合計点を競う。この日発表された女子シングルの相棒は、昨年の全日本選手権を16歳で制し、3月の世界選手権でも銀メダルと躍進した宮原知子。2人の日本女王が舞台にそろった。

 浅田はすでに10月下旬からのグランプリ(GP)シリーズの出場が決まっている。ジャパンオープンの後は、中国杯(11月6日開幕、北京)、NHK杯(同27日開幕、長野)と試合が続く。予定通りに進めば、年末の全日本選手権(札幌)には日本連盟の規定により、ブロック予選免除で進出できる。そこでの宮原との対決も見ものとなりそうだ。なお、男子シングルでは欧州代表として今年の世界選手権を制したフェルナンデス(スペイン)の出場が決定した。