日本卓球協会は19日、都内で理事会を開き、伊藤美誠(14=スターツ)の16年リオデジャネイロ五輪女子日本代表候補選出を発表した。来年5月に決定すれば、04年アテネ五輪での福原に並ぶ、15歳での年少出場で、団体戦のメンバーに入る。

 代表合宿の練習後、伊藤は団体戦のダブルスで新ペアを組む石川佳純(22=全農)、福原愛(26=ANA)に挟まれ「今日という日をワクワクしながら待っていた。でも正式に『選ばれたよ』って感じではなく『囲み(取材対応)あるから』って感じだったので、あっそうなの? って…」と苦笑い。それでも、卓球を始めた幼少期から夢見てきた五輪出場に向け「石川さんや福原さんとダブルスを組めることは光栄ですし、いい経験になる。銀メダル以上を狙っていきたいです」と力強く宣言した。

 男子のシングルス代表候補は、今月の世界ランク日本人上位2人の基準通り、水谷隼(26=ビーコン・ラボ)と丹羽孝希(20=明大)。団体戦メンバーには吉村真晴(22=愛知工大)が選ばれた。