1次リーグ突破を決めている日本がUAEに快勝し、4勝1敗で予選2位通過を決めた。

 13日に初黒星を喫した中国戦の影響か、前半から格下相手に固い動きが目立った。パスは通るが、シュートが決まらず、フィールドゴール成功率は47%だった。ベテラン藤井新悟(37)は「圧勝、完勝を求めすぎてミスもあった。難しい試合だったが、こういった相手でも質の高いバスケットをしないといけない」と振り返った。

 ハーフタイムには選手同士が「いい顔しよう!!」と声を掛け合って、気持ちを集中させた。選手の調子が上がらない中、土子大輔(31)はフィールド内で10本中9本得点する活躍を見せた。及川晋平ヘッドコーチは「昨日の負けを引きずった部分もあったが、選手たちの表情やプレーを見て励まされた。後半の内容は良かった」と話した。

 日本は15日にA組3位のマレーシアと対戦する。順当にいけば、16日に昨年の世界選手権の覇者でA組1位のオーストラリアと戦う。香西宏昭(27)は「目標は1つで、どこが相手だろうと一緒。リオへの切符をつかむために1試合1試合勝つだけです」と気合を入れた。

 同大会は12の国と地域が出場。上位3カ国にリオ大会の出場権が与えられる。