23日に開幕する体操の世界選手権で37年ぶりの団体総合制覇を目指す日本男子代表が19日、英国のグラスゴーで練習し、左足首の故障で調整が遅れていた加藤凌平(順大)は回復具合について「80~90%まできている」として出場に自信を示した。水鳥寿思監督も「何とか間に合いそうだ」と見通しを語った。

 練習は報道陣に非公開で行われた。加藤は「着地は薄いマットを敷いてやっているが、痛みはない」と話し、25日の予選は患部への負担が大きい床運動と跳馬を除く4種目、28日の決勝はつり輪と平行棒の2種目での出場を見込んでいることを明かした。

 個人総合で6連覇が懸かるエースの内村航平(コナミスポーツク)は「フランスでの最終合宿でも全種目を通してミスなくできた。調子はまあまあ」と余裕を漂わせた。