女子500メートルでエース小平奈緒(相沢病院)が、2年ぶりに女王を奪還した。

 1回目は38秒712で3位と出遅れたものの、2回目は38秒308とトップタイムを出し、2回合計1分17秒020で6度目の頂点に立った。

 オランダ留学も2季目に入り「体力はついてきたが、生かし切れていない。後半に合わせて調整していく」と話した。

 2位には2季ぶりに競技に復帰した神谷衣理那(高堂建設)が入った。14年ソチ五輪代表選考会以来の大会。1回目は1組目で滑ったが、軽快な滑りは健在。いきなり38秒596の好タイムで首位に立った。2回目は38秒486で2位となり、小平に逆転されたが、存在感を示すには十分だった。W杯代表も確実にし「戻ってきたなという感じ。1回目に小平さんに勝てたのはうれしかった。W杯では今以上の結果を出せるように練習したい」と力を込めた。

 女子3000メートルは菊池彩花(富士急)が勝ち、2位に高木菜那(日本電産サンキョー)が入った。男子1500メートルは小田卓朗(早大)が、大会新記録で4年ぶり3度目の制覇。男子3000メートルは大竹拓三(法大)が制した。