ラグビー日本代表のヘッドコーチ(HC)として9月のW杯イングランド大会で3勝を挙げたエディー・ジョーンズ氏(56)が4日、羽田空港から離日した。

 黒い上着にジーンズ姿で午前7時ごろに空港に到着したジョーンズ氏は取材に応じ、「コーチの役目の1つは、来たときよりもチームをいい状態にして去ること。それに関してはある程度満足できている」と笑顔で話した。取材後は気がついた一般の人々からもカメラを向けられながら、「この4年間、ファンのサポートはすばらしいものだった。チームの成長はファンとともにあります。ここでお別れになるのは、個人的に非常に寂しいです」と搭乗ゲートをくぐった。

 ジョーンズ氏は10月31日付で日本代表HCを退任し、1日から世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」のストーマーズ(南アフリカ)のHCに就任している。16日が同チームで最初の練習セッションとなる。来年5月14日には、シンガポールで日本チーム「サンウルブズ」との対戦も決まっている。