宮原知子(17=関大高)が会心の演技で自己ベストの69・53点をマークし、SP首位に立った。

 最初の3回転-3回転のコンビネーションジャンプを軽やかに成功させると波に乗った。安定感あるスピン、フラメンコの曲に合わせてステップシークエンスでつないだ。続く3回転フリップ、終盤の2回転半ジャンプも成功。3つのジャンプをすべて決めた。最後のスピンまで、ほぼノーミスの演技で鮮やかにフィニッシュした。

 真っ赤な衣装に身を包み、情熱的に演じた宮原は「ステップは体を大きく使うことを意識してできた。観客のみなさんの大きな拍手がうれしかったです。(ジャンプは)今シーズンの試合の中では一番でしたが、もっと思い切ってできればと思います」と演技同様、歯切れもよかった。

 28日のフリー演技へ「笑顔で終われるように、もっと弾けたい」と意気込んだ。