熊本国府(熊本)が80-65で鵬学園(石川)に勝利した。

 女子U-16日本代表のセンター橋口樹(1年)を擁する熊本国府は、第1Qを28-12としてリズムをつかんだ。そして、試合中盤に勝負を決めた。

 橋口は36点(前半18点)を挙げる活躍で、勝利に貢献した。それでも本人は自身のデキに納得いかない様子。「オフェンスは良かったが、ディフェンスはやられた。中で簡単に切られた。これからの課題」と反省した。

 そして、2回戦の昭和学院(千葉)戦については「挑戦者の気持ちは持ちつつも、1年生だから、とは言われたくない。自分のプレーを思い切りやり、向かっていく」と気持ちを昂ぶらせた。

 中学日本一を争う14年3月の「第27回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会」では、福岡県の主力として全国優勝した橋口。その時の177センチから現在は2センチ伸び、体力も付いた。「3年生の姉(華奈)、ベンチにいる母(優子アシスタントコーチ)と、家族で全国制覇したい」と、中学時代に続く頂点に思いをはせていた。