第2シードで世界ランク6位の錦織圭(26=日清食品)が、2回戦で同43位のサム・クエリー(28=米国)と対戦。4-6、3-6のストレートで破れた。

 クエリーのサービスで始まった第1セット。サーブが好調なクエリーがいきなり3ゲーム連続先取でリードする。その後は、錦織がストロークで競り勝ち、クエリーは安定したサーブを見せ、それぞれキープした。

 錦織3-5で迎えた第9ゲーム、錦織がクエリーの連続ミスでトリプルのブレークチャンス。最後はクエリーのフォアがアウトし錦織がラブゲームでブレークした。

 しかし第10ゲーム、錦織はストロークで競り負けダブルのブレークピンチ。ボディーサーブでしのぐが、最後はフォアがアウト。クエリーがブレークし、第1セットを先取した。

 第1セットの錦織のファーストサーブの確率は50%。ファーストのポイント獲得率は71%、セカンドは50%。サービスエースは2本。クエリーはファーストサーブの確率は66%。ファーストのポイント獲得率は81%、セカンドは37%。サービスエースは2本。

 第2セットも錦織はファーストサーブが決まらず苦しい展開。第2ゲーム、40-0とリードしながらネットプレーなどで40-30。さらにフォアがアウトしジュースに持ち込まれるが、フォアの逆クロスがウイナーとなり錦織が何とかキープした。

 錦織が1-2で迎えた第4ゲーム、連続のダブルフォールトでトリプルのブレークピンチ。連続サービスエースでジュースと粘る。その後、再三のブレークピンチも強烈なフォアなどでしのいだが、ミスで迎えた7度目のブレークピンチは、フォアのクロスがアウトしクエリーにブレークされた。第9ゲームもクエリーがキープ。6-3で奪い、錦織にストレート勝ちし、準々決勝進出を決めた。錦織は出場大会連続優勝を逃した。