リオデジャネイロ五輪に出場する7人制ラグビー男子日本代表が28日、7人制の国際大会であるワールドシリーズ(WS)のラスベガス大会に参加するため、成田空港から米国に向け出発した。

 この遠征には桑水流裕策主将(30=コカ・コーラ)とはじめ、五輪出場を決めた昨年11月のアジア予選(香港)以来の実戦のとなる藤田慶和(23=早大)、今月中旬に初招集されてセブンズ挑戦が始まったばかりの徳永祥尭(よしたか、23=東芝)も参加している。瀬川智広ヘッドコーチは「合宿では守備と体力の強化に重点を置いた。もちろん勝ちにいくが、五輪に向けてまずはやってきたことが出せるかどうかをみたい」と話した。

 日本は昨季、WSの全戦に参加できる15カ国の「コアチーム」に入っていたが、シリーズ最下位に終わったため降格。ただ今年は五輪イヤーでもあり、出場国の日本は招チームとしてスポット参戦しチーム強化につなげている。