違法カジノ店で賭博行為をしたバドミントンの世界2位、桃田賢斗(21)、12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26)を含む8人が所属するNTT東日本は11日、同社としての処分を発表した。

 「今回の事態を重く受け止め、本人ならびに関係者へ調査を行いました。調査が完了し、事態の全容が明らかになったことから、処分等を実施することを決定しました」とし、田児は解雇と、最も重い処分となった。桃田は30日間の出勤停止、その他6人の部員らは厳重注意となった。

 また、管理責任を問われた同社のバドミントン部長、同副部長、総監督、監督らスタッフは解任。男子バドミントン部は半年間の対外活動自粛となった。

 同社は「これまで支援していただいている皆様、関係者の皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけするとともに、社会をお騒がせし、多くの皆様の期待を裏切る結果となりましたことを心より深くおわび申し上げます」とコメントを出した。また、同社のスポーツ部全選手および一般の全社員に対し、研修内容の充実を図るなど、社員教育を徹底していくという。