筋肉で被災地に笑顔を取り戻せ! 昨年、「日本グアム親善 ボディビル選手権」で初出場初優勝を成し遂げ、7月の大阪クラス別ボディビル選手権優勝へ向けトレーニングに励む空手家でタレントの角田信朗(55)が18日、熊本地震の被災地を訪問した。

 熊本は夫人の故郷。大阪では阪神淡路大震災、東京に拠点を移した際は東日本大震災を体験し、地震が少ないからと長女と阿蘇郡高森町に居を構え、東日本大震災の被災者を同地で受け入れる活動などを行っていた。2人は地震発生時、旅行中で難を逃れたが自宅は損壊の被害にあったという。

 7日に被災地入りし、被害の多かった益城町の公民館を中心に7カ所の避難所を訪問した角田は、自身の経験から子供たちに少しでも元気になってもらいたいと筋肉を触らせてふれあい活動を行ってきた。

 2回目となったこの日は、支援物資はすでに飽和状態のため持参せず、住宅会社の立場から支援を行うべく被災住宅の状況を視察に訪れたロイヤルハウス社員とともに熊本城などを回った。今後は東日本大震災の際、「取り戻せジャパニーズジャパン」を掲げ支援活動を行っていたカワムラバンドとともに熊本支援を企画している。

 角田はボディビル選手権優勝を固く誓うとともに「熊本は僕の第2の故郷です。巻き戻しが出来ないのなら、前に向かって進むしかありません。押して、忍んで、前に進む“押忍の心”で、必ず熊本を元気に復興させましょう!」とエールを送った。