新体操のワールドカップ(W杯)スペイン大会は4日、スペインのグアダラハラで個人総合後半のリボン、クラブ2種目が行われ、18歳の皆川夏穂(イオン)が4種目合計71・350点で7位となり、69・300点で14位だった早川さくら(イオン)を上回り、リオデジャネイロ五輪代表に決まった。

 日本体操協会は7月までの4大会を代表選考対象に指定。上位につけた回数(勝ち数)が多い選手を代表とすることを決めていた。並んだ場合は昨年の世界選手権で出場枠「1」を獲得した皆川を選ぶと決めており、第3戦の今大会で2勝1敗とした皆川が代表入りを確定させた。

 日本選手の個人総合出場は2004年アテネ五輪の村田由香里以来。

 ◇皆川夏穂の話 正直うれしい気持ちでいっぱい。今回、最後まで諦めないでやり切れて良かった。まだまだ課題はたくさんある。あと2カ月、しっかりと練習を積んで成長していきたい。(五輪では)8位入賞を目指して頑張りたい。(早川は)ライバルというよりはずっと一緒にやってきている仲間。