男子ダブルス1回戦で吉村真晴(22=名古屋ダイハツ)、丹羽孝希(21=明大)組が、リオ五輪代表のフランスペアに3-1で勝ち、好発進した。中1の張本智和(12)は男子シングルス予選3回戦で大島祐哉(22)に1-4で敗れて本戦出場は逃したが、U-21(21歳以下)部門では決勝進出。今日17日からは男女シングルスが始まる。

 2-1で迎えた第4ゲームに2人の長所が垣間見えた。丹羽が得意のチキータで加点すれば、9-9から吉村のサービスエース2本で試合を決めた。直前の代表合宿で吉村が肩、首、背中を立て続けに痛め、ダブルス練習はほとんどなし。丹羽も4月の五輪アジア予選以降はスランプ脱出へ、ワールドツアーに参戦せず調整を続けるなど不安を抱えていた。吉村は「久しぶりだったけれど自分たちの攻撃パターンはできた。次は中国ペア。サーブもレシーブも細かいミスが命取りになる」。強敵を打ち破れるか、復活の目安となる。