卓球女子のエース石川佳純(23=全農)が来季から世界最高峰の中国スーパーリーグに挑戦する。

 15日、成田空港からワールドツアー、スウェーデン・オープンへ出発。中国スーパーリーグについて「来年は世界一のリーグに挑戦したい」と参戦の意思を表明した。

 12年ロンドン五輪後も参戦を希望し、ほぼ契約も合意に達していた。だが、当時は尖閣諸島の領有権を巡る反日デモの激化などで断念した経緯がある。今年からは平野美宇(16=エリートアカデミー)が参戦したことも刺激になっていた。

 リオデジャネイロ五輪後は7歳から始めた卓球人生で初めて1カ月半の休養をとった。日米観光セミナーで米ニューヨークを訪れたり、バラエティー番組で嵐と共演した。「楽しかったし、休んで良かった」とリフレッシュに成功した。

 リオデジャネイロ五輪の女子シングルスで初戦敗退したことで悔しさを引きずる面もあったが「いつまでもリオの悔しい気持ちにとらわれず、新しい場所に行って、どんどん挑戦したい」と、東京五輪へ前を向いた。その挑戦の1つが中国スーパーリーグになる。