昨季世界ジュニア女王の本田真凜(15=大阪・関大中)が8日(日本時間9日)、インフルエンザA型に感染したため、出場を予定していたジュニアGPファイナルを棄権した。日本スケート連盟が発表した。この日になって感染が判明し、本人とコーチ、医師、国際スケート連盟(ISU)が協議し、SP開始前に決まった。まだ熱があるため、ホテルで静養しているという。

 本田は日本から開催地のマルセイユに向かう機内で体調を崩し、到着した6日に39度3分の高熱を出した。7日は37度8分と微熱のまま公式練習をこなし、「何とかなる」と出場への意欲を示していた。その後もジュニアの紀平、坂本と一緒にシニア男女の練習を見るなど元気な様子だった。

 本田は3位だった昨年の大会から、出場6選手で唯一の2年連続出場で優勝候補だった。