距離の10キロクラシカル(C)で日本のエース石田正子(36=JR北海道)は、27分36秒4で19位に終わった。

 序盤からスピードに乗れず1・5キロ通過が27位と出遅れた。粘りの走法で徐々に順位を上げたものの、トップから2分11秒5の大差をつけられた。「体とか走りは良かったが、下りがちょっと遅かった。上位とはスキーの差が出た」と振り返った。

 朝から気温が上昇し、水分を含んだ前日とはまったく異なった雪質が、行く手を阻んだ。スキーテストで迷いが生じ、選択を誤り、スキー板が滑らなかった。「もう少ししっかりスキーを選んでいたら上位は近くにいたと思う」と悔しそうに敗因を挙げた。

 4日の同30キロフリーが、今大会のラストレースとなる。日本勢の女子で唯一出場しているベテランは「そこにしっかり合わせて頑張りたい」と雪辱を誓っていた。