スピードスケート中長距離エース高木美帆(22=日体大)が「聖子流」に意欲を見せた。14日、W杯最終戦の開催地ノルウェーから羽田空港に帰国。W杯では女子団体追い抜きで種目別総合優勝。1000メートルは総合2位、1500メートルは3位。前週の世界選手権では日本人として17年ぶりのメダルを獲得した。

 来年の平昌五輪では92年アルベールビル五輪の橋本聖子以来、全種目出場の可能性がある。現在は500、1000、1500、3000、5000メートル、マススタート(集団スタート)団体追い抜きの7種目。出場種目は今後、コーチとの相談になるが「出て上位を狙える可能性があるなら、どの種目にも出たい」と多種目挑戦に意欲をあふれさせていた。