世界ランク44位の大坂なおみ(20=日清食品)が、1回戦で初対戦の元世界ランキング1位で現在は41位のマリア・シャラポワ(30=ロシア)を6-4、6-4で下した。

 第1セット第1ゲームをラブゲームでキープし、第2ゲームは15-40からシャラポワのダブルフォールトでブレークと幸先の良いスタート。第6ゲームでもブレークチャンスをつかんだが、これはジュース3度の末にしのがれ、逆に第7ゲームをブレークバックされた。しかし第10ゲームでダブルのブレークチャンスをつかみ、最後はシャラポワのリターンがネットにかかってブレークし、6-4で第1セットを先取した。

 第2セットは大坂が第4ゲームでラリーで圧倒しトリプルのブレークチャンスから相手を左右に振り回すショットを繰り出してあっさりブレークしたが、続く第5ゲームでリターンエースを決められるなどでポイントを先行され、30-40からバックがネットにかかりブレークバックされた。しかし、第6ゲームでダブルのブレークチャンスをつかむと、シャラポワのバックがアウトして再びブレーク。ところが、第7ゲームは40-0から5ポイントを連取されてブレークを許した。4ゲーム連続のブレーク合戦となったが、第8、9ゲームはともにキープ。迎えた第10ゲームでシャラポワのミスとバックのウイナーで大坂がポイント先行。40-30となったがジュースに粘り、ダブルフォールトでマッチポイントをつかみ、最後はシャラポワのバックがネットにかかりブレークして第2セットも6-4で連取し、勝利をものにした。