全国の高齢者がスポーツや文化活動を通じて交流する祭典「第22回全国健康福祉祭(ねんりんピック北海道・札幌2009)」が8日、4日間の日程を終えて閉幕した。

 実行委員会によると、剣道や卓球など21種目に約9000人が出場、16市町の会場に延べ約53万人が来場した。懸念された新型インフルエンザ発症の報告はなかった。来年は石川県で開催される。

 札幌市で行われた閉会式後の会見で、大会会長の高橋はるみ北海道知事は「はつらつとしたプレーに感銘を受けた。高齢者の健康や生きがい、社会参加の重要性にあらためて気付かされた」と大会を振り返った。

 次回会長の谷本正憲石川県知事は「さまざまな年代に楽しんでもらえる大会にしたい」とメッセージを寄せた。(共同)