スペイン政府は18日、2016年夏季五輪開催を目指すマドリードの招致に関連し、国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会が懸念を示したドーピングの国内法を改正する方針を決めた。

 IOCは評価報告書で、国内法が世界反ドーピング機関(WADA)の統一規定と合致するか疑問としていた。サルガド副首相は「これにより政府はマドリードを後押しし、ドーピング対策にかかわるすべての国際団体に承認されて(IOC総会のある)コペンハーゲンに行ける」と話した。

 同国法では午前8時から午後11時までドーピング検査が認められていたが、改正で統一規定と同じ午前6時から可能となる。