<新体操:世界選手権>◇24日◇モスクワ

 世界選手権で個人総合決勝の舞台に初めて立ち、緊張が走った。大貫友梨亜(東女体大OG)は最初のリボンでミスが出て、24点台と苦しいスタート。その後は懸命に持ち直したが、予選の得点を上回ったのはボールだけだった。

 リボンを終えて動揺したそうで「応援してくれる人のために、頑張ろうと気持ちを切り替えた」。得点源のボールも日本代表選考を兼ねた試技会で出した26点台に届かなかったが、24歳の大貫は「気持ちを込めた演技をした。次の試合への課題が見つかった」と前向きにとらえた。