<競泳:ジャパンオープン2011>◇最終日◇22日◇大阪府立門真スポーツセンター

 アテネ五輪代表の寺川綾が、女子50メートル背泳ぎで自身の持つ日本記録に0・24秒差の27秒97で優勝した。激しい腰痛に見舞われ、棄権する可能性もあったが、満身創痍(そうい)で強行出場。それでも20日の100メートルに続いてしっかりと結果を残した。

 寺川は「記録は置いておいて、技術の部分は納得できない。棄権しようと思った部分もありましたが、止めずに泳げたことがいい収穫になりました。後になって『腰痛があったあの時でも泳げた』と思うのと『あの時は泳げなかった』と思うのとでは、大きな違いになりますから」と話した。