ラグビーのトップリーグ年間表彰式が27日、都内で行われ、新人賞は東芝フランカーのマイケル・リーチ(23)が受賞した。今季は新人の活躍が目立つ中、NECのCTB田村優(23)、パナソニックNO8ヘンドリック・ツイ(24)らを抑えての栄冠。同時にベストフィフティーンにも選ばれた。

 新人賞は、ラグビー人生で1回しかチャンスがない賞。しかも、強豪・東芝で初の受賞だ。それでもリーチは「ベストフィフティーンの方がうれしい」と言う。理由は「新人賞は同級生の中だけから選ばれる。ベストフィフティーンはすべてのフランカーの中から選ばれる」。選ばれたもう1人のフランカーが、オーストラリア代表キャップ110を重ね、リーグ&プレーオフのダブルMVPのジョージ・スミス(サントリー)だけに、なおさら誇らしいのは当然だろう。

 もちろん新人賞については「和田監督の指導、中居さん(プレイングコーチ)の指導、豊田さん(主将)のリーダーシップがあったからこそ、この賞がもらえたと思う」と、感謝の言葉も忘れなかった。