<スピードスケート:ショートトラックW杯>◇第3戦◇初日◇30日◇名古屋市・日本ガイシスポーツプラザ

 午前に男女の1000メートル予選が行われ、女子の酒井裕唯(24=岐阜ク)が文字通り“薄氷を踏む思い”で翌12月1日の準々決勝進出を決めた。

 予選6組に出場し、スタートから1、2番手で滑走。残り2周で2番手に後退すると、カナダのトルーションと準々決勝に進める激しい2着争い。最後はトルーションがガッツポーズを見せたが、1000分の3秒差で酒井が2位で先着した。「電光掲示板が出るまで不安でした。(残り2周で)抜かれたのは想定外で驚きましたが、前半の展開は高評価してます」と昨季1000メートルW杯総合女王は、及第点をつけた。

 女子は伊藤亜由子(26=トヨタ自動車)清水小百合(23=中京大)と合わせ3人全員が準々決勝進出を決めたが、男子は坂爪亮介(22=タカショー)桜井雄馬(25=岐阜ク)村竹崇行(23=サンコー)の3人全員が敗退した。