<テニス:全米室内選手権>◇24日◇米テネシー州メンフィス

 男子シングルス決勝は第5シードの23歳、錦織圭(日清食品)がフェリシアノ・ロペス(スペイン)に6-2、6-3で勝ち、昨年10月の楽天ジャパン・オープン以来となるツアー3勝目を挙げた。

 優勝賞金の29万1800ドル(約2742万円)を獲得し、大会後発表の世界ランキングで22位から自己最高(15位)に迫る16位に上昇した。

 錦織は第1セットの第1ゲームで世界ランク47位だったF・ロペスのサービスゲームをブレークして流れに乗り、ノーシードから勝ち上がった相手を強打で圧倒。1回戦からの5試合で1セットも落とさず、左膝故障から約1カ月ぶりに復帰した大会で復活を印象づけた。次戦は2008年にツアー初制覇したデルレービーチ国際選手権(25日開幕・米フロリダ州デルレービーチ)となる。

 錦織の話

 この優勝は大きなステップ。体調も良く、積極的にプレーできた。今週は特にサービスリターンが良かった。世界ランクも上がって、これが当たり前じゃなきゃいけない。いい意味で(優勝の)喜びも薄れてきた。

 [2013年2月25日11時37分]日刊スポーツのオススメ