<体操:豊田国際競技会>◇14日◇愛知県・豊田市総合体育館

 世界選手権で史上初の個人総合4連覇を達成した内村航平が、つり輪でハプニングに見舞われた。

 手に付けた滑り止めの粉が「演技中に目に入った」と落下。急きょ出場を決めた種目で「神様が出なくてもいいんじゃないかと言っていたような気がします」と笑うしかなかった。

 最後の降り技も珍しく乱れたが、来季を見据えて高難度の「後方伸身2回宙返り2回ひねり」を試した結果。若手の台頭を意識し「自分も新しい技を取り入れつつ、安定感のある演技にしたい」と慢心がなかった。