16年夏季五輪の立候補4都市を調査する国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会のメンバーが14日、東京の調査のために来日した。ナワル・ムータワキル委員長(47=モロッコ)ら13人は、16日から4日間の日程で、2月にIOCに提出された詳細な開催計画を記した立候補ファイルの内容が正しいかどうかを判断する。

 この日、石原慎太郎都知事や日本オリンピック委員会(JOC)の竹田会長らが成田空港などで評価委メンバーを出迎えた。竹田会長は「我々が時間をかけてつくった計画のよさを分かってもらうことが重要だ」と話した。18日夜には麻生首相主催の公式夕食会が元赤坂の迎賓館で開かれる。現地調査は東京に続いて、リオデジャネイロ、マドリードの順で行われる。