シンクロナイズドスイミング五輪メダリストの武田美保さん(35)が、第1子を妊娠していることが4日、分かった。現在妊娠5カ月半で、出産予定日は6月6日。性別は男の子で、最近はおなかもふっくらしてきたという。「数週間前まではゆったりめのワンピースを着ていれば目立たなかったのに、最近は日々変化を実感しています」と、母になる喜びを語った。

 武田さんは07年、当時経済産業省に勤めていた現三重県の鈴木英敬知事と結婚。夫の政治家転身を支えつつ、自分も講演会やシンクロ教室での指導など、精力的に活動している。「周りの人にも会うたびに『まだなの?』と言われていました」。現在は安定期に入っており、出産まで可能な限り仕事は続けるという。

 武田さんは96年アトランタ五輪のチームで銅メダル。00年シドニー、04年アテネ両五輪ではデュエット、チームとも銀メダルに輝き、01年世界選手権(福岡)ではデュエットで金メダルを獲得した。アテネ後に引退。デュエットを組んでいた立花美哉さんにも報告済みで、「良かったなあ。お母さんになんねんなあ」と祝福されたという。