<ラグビー・リポビタンDチャレンジ杯2014:日本33-14サモア>◇30日◇東京・秩父宮ラグビー場

 世界ランク13位の日本が同8位のサモアを破った。先発したロック大野均(36=東芝)はテストマッチ82試合目で、日本代表の通算獲得キャップ数で小野沢(キヤノン)を抜いて歴代単独最多となった。

 大野は1人だけで入場と異例のセレモニーで、大声援を受けた。「一生に1度のいい経験で力が入った」と、後半27分までセットプレーを中心に貢献した。「1試合ずつ積み重ね」と言いつつ、前日は散髪して決戦に備えた。ジョーンズ・ヘッドコーチに「日本のFWの見本。W杯準々決勝で100キャップ」と言われ、「そこまでいけるように」と目を細めた。