八百長関与を認定され、日本相撲協会から引退勧告の処分を受けた十両境沢(27)幕下白乃波(29)三段目山本山(26)が4日、師匠の尾上親方(元小結浜ノ嶋)とともに東京・両国国技館を訪れ、引退届を提出した。八百長関与を否定しながら、今後の生活のことも考えて、退職金が出る引退勧告を受け入れ。境沢は「届けを出しても納得はしていない。でも、生活がありますから…。次に行かないと、生きていけない」と涙を流した。3人とも訴訟に持ち込む考えはない。尾上親方によると、放駒理事長(元大関魁傑)にあいさつした際「第2の人生で頑張ってくれ」と声を掛けられたという。また、幕内光龍(27)も部屋の関係者を通じて引退届を提出した。