<東都大学野球:国士舘大3-0国学院大>◇第1週2日目◇7日◇神宮

 30季ぶりに1部昇格を果たした国士舘大が国学院大を完封し、95年春以来15年ぶりの1部白星を挙げた。悪天候の中、坂寄晴一投手(2年=鉾田一)が9回途中9安打ながらも無失点と好投した。

 公式戦先発は昨年5月の2部リーグでの日大戦以来2度目という坂寄の好投が、15年ぶりの1部勝利をもたらした。9安打されながら三塁を踏ませたのは1度だけ。3月の沖縄キャンプで体重移動を修正し、切れが増したというカットボールでカウントを稼ぎ、最後は直球で打ち取った。オープン戦は雨天で2度先発して無失点に抑えており、雨には強い。

 またこの日は2部も開幕。52季ぶりに降格した青学大は福島由登投手(2年=大阪桐蔭)が延長10回を3安打に抑え、5-1で拓大に先勝した。1点を追う7回にドラフト候補・小池翔大捕手(4年=常総学院)のソロ本塁打で同点、10回に4点を追加した。