8日に行われる日本ハムとの練習試合、矢野監督が4番打者は佐藤輝明でいくと明かしました。佐藤輝と大山の4番争いは今季の大きなテーマでもあるでしょうし、注目の試合で佐藤輝がどういう結果を出すか、楽しみです。

##head##

【関連記事】阪神ニュース一覧

####

しかし実際のところ、今季の4番は、まずはマルテでスタートするのが無難ではないかと思っているのです。何と言っても4番に求められるのは「なんとかしてくれる」ということ。その意味で選球眼がいい、一応は本塁打狙いで引っ張れるなどの面でマルテは利点が多いと思います。

もちろん大山、佐藤輝のいずれかが4番を打てば期待の生え抜き主砲の確立ということで一番、いい形です。しかし昨季までを見る限り、ルーキーだった佐藤輝は言うまでもなく、大山にも共通することは“調子に波がある”という点だと思うのです。

比べて不調に陥ってもその時期が短く、年間を通じて安定しているマルテはもっとも4番打者に近いと思います。その上で大山や佐藤輝が「オレたちがやれる」という姿をどう見せてくれるか。キャンプ、オープン戦を通じて開幕までの注目点でしょう。(日刊スポーツ評論家)