何といっても投手陣だろうね。

先発だと「力の才木」に「技の村上」かな。本人たちはいろんな波があっただろうけど、2人とも大事なシーズン終盤にタイトル争いに絡んできている。1年間働けた証しだろう。右の柱が2枚。これは大きかった。

才木は球界を見渡しても真っすぐが速くて強い。もともと落差のあるフォークがあるけど、今年は特に真っすぐが良かった分、フォークも生きた。最優秀防御率などのタイトルも十分狙えるし、個人的にMVPは? と問われれば才木の名前を挙げたい。

首脳陣にとって先発、ブルペンの投手運用や野手の用兵など、これほどうまくチームを回せたシーズンはないんじゃないか。藤川監督は就任1年目から貯金30をつくった。これは簡単にできることではない。

野手では1番近本から5番大山まで固定して、6、7番でいろんな選手を起用した。「チャレンジ枠」というか「競争枠」もうまく使いながらシーズンの戦いを回した。それはレギュラー陣に大きなケガや長期離脱がなかったから、できたことでもある。すべてはマネジメントという部分で成功した。(日刊スポーツ評論家)

阪神対広島 優勝を喜び合う阪神才木(左)と佐藤輝(撮影・西尾就之)
阪神対広島 優勝を喜び合う阪神才木(左)と佐藤輝(撮影・西尾就之)
阪神村上頌樹(2025年9月2日撮影)
阪神村上頌樹(2025年9月2日撮影)