来春開業のエスコンフィールド北海道を核とした「北海道ボールパークFビレッジ」には、野球観戦を中心に「食べる」「遊ぶ・体験する」「ショッピング」「泊まる」と目的別サービスが詰まっている。現在発表されている店舗を元に、ファミリーやカップルなどの組み合わせや世代に応じた楽しみ方を、日刊スポーツが独自にシミュレーション。仮想プランを参考に、それぞれの楽しみ方を、思い描いてみては。

水越しにエスコンフィールドを望めるヴィラ(C)H.N.F.
水越しにエスコンフィールドを望めるヴィラ(C)H.N.F.

カップル編

少し体を動かしたいのであれば、スポーツ自転車ブランド「スペシャライズド」のエクスペリエンスセンターがお勧めだ。最先端ロードバイクをエクスペリエンスセンターからすぐのエルフィンロードでテストしたり、2人で風を感じながら北海道の自然を堪能。一気に距離も縮まるのでは。

スペシャライズドエクスペリエンスセンター(C)H.N.F.
スペシャライズドエクスペリエンスセンター(C)H.N.F.
いちごスイーツ専門店「ICHIBIKO」(C)H.N.F.
いちごスイーツ専門店「ICHIBIKO」(C)H.N.F.
本格コーヒーを提供する「poool」(C)H.N.F.
本格コーヒーを提供する「poool」(C)H.N.F.
「onsen&sauna」のサウナ施設には球場を見下ろせるシートも(C)H.N.F.
「onsen&sauna」のサウナ施設には球場を見下ろせるシートも(C)H.N.F.

ゆっくり歩きながら「THE LODG」を眺めるのも、お勧めだ。いちごスイーツ専門店「ICHIBIKO」、本格コーヒーを提供する「poool」、北海道特産品を販売するアンテナショップ「HUB」がそろう。お買い物や、お茶をしながら、のんびり観戦までの時間を過ごすこともできる。

観戦はボールパークならではのスタイルを攻めてみるのも一案。「onsen&sauna」のフィールドを見下ろせる水着着用スペース「ととのえテラス」は男女共用で、事前予約制の「ととのえテラスシート」から観戦できる。気持ちも体も互いに“ととのえ”ながら熱闘を楽しむのも、いい。試合後の宿泊は、新球場を眺めるヴィラ「ブラマーレ ホッカイドウボールパークFビレッジ」で優雅に過ごすのも。オールスイート仕様の空間で、大切な人と、ぜいたくな時間を共有できる。

ファミリー編

野球観戦前に、まずは家族でアクティビティだ。未就学児や小学校低学年の子ども連れ向けは、ボーネルンドの「リポビタンキッズ プレイロット バイ ボーネルンド」。敷地面積1900平方メートルの開放的な空間にさまざまな遊具が配置され、雨や雪の日でも楽しく過ごせる。もう少し大きい小学校中高学年向けには、ZIPラインなども堪能できる「アドベンチャーパーク」なら、目いっぱい体を動かせるだろう。幅広い年齢層で楽しめる「F PLAY FIELD」も、おすすめしたい。

23年6月オープン予定の体験型アクティビティ「アドベンチャーパーク」(C)H.N.F.
23年6月オープン予定の体験型アクティビティ「アドベンチャーパーク」(C)H.N.F.
「タワー11」の1階に展開されるフードホール(C)H.N.F.
「タワー11」の1階に展開されるフードホール(C)H.N.F.
フードホールの「Meatful」と「HOTDOG FUN」(C)H.N.F.
フードホールの「Meatful」と「HOTDOG FUN」(C)H.N.F.
フィールドを一望できる「タワー11」ホテルの客室(C)H.N.F.
フィールドを一望できる「タワー11」ホテルの客室(C)H.N.F.

遊んでおなかが空いたら「タワー11」のフードホールに、食事どころがそろっている。肉料理「Meatful」を始めに「HOTDOG FUN」「たべるスープ」。しっかり腹ごしらえしたい場合も、軽食で済ませたい場合も、おなかの具合に合わせて選ぶことができる。

観戦はノーマルにスタンド応援もいいが、宿泊を兼ねてアジア初の球場一体型の「タワー11ホテル」を予約すれば、ルーフトップから試合を楽しむことが可能。遊んで食べて観戦して泊まって。家族みんなで楽しめる、思い出が詰まった1日になりそうだ。

友達編

気の合う仲間同士。日本初のスタジオ型乗馬クラブ「乗馬倶楽部銀座」のリアル乗馬シミュレーターで、ジョッキー体験をするのはどうだろう。短時間でエクササイズ効果があると言われており、競馬好きだけでなく、女性にも、おすすめのスポットになりそうだ。

スタジオ型乗馬クラブ「乗馬倶楽部銀座」が北海道初上陸。乗馬シミュレーターで体験乗馬ができる(C)H.N.F.
スタジオ型乗馬クラブ「乗馬倶楽部銀座」が北海道初上陸。乗馬シミュレーターで体験乗馬ができる(C)H.N.F.
フィールドを一望できる席がある「そらとしばbyよなよなエール」(C)H.N.F.
フィールドを一望できる席がある「そらとしばbyよなよなエール」(C)H.N.F.
全国の有名店が集まる「七つ星横丁」(C)H.N.F.
全国の有名店が集まる「七つ星横丁」(C)H.N.F.
「タワー11」2階に展開される革新的なミュージアム(C)H.N.F.
「タワー11」2階に展開される革新的なミュージアム(C)H.N.F.

観戦はフィールドが一望できる世界初の球場内ビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」に向かうのもいい。バックスクリーン上の2階には広大なフィールドを一望できるルーフトップ席がある。晴れた日は青空と天然芝に囲まれ、爽快な空気の中で、ビールと野球を、ダブルで味わえる。

締めは、試合終了後も飲んで食べて語らえるエリア「七つ星横丁」。北海道初出店の8店を含む人気の10店舗が集まる。海鮮、中華、すし、焼き肉、焼き鳥、ピザ、スイーツとバラエティー豊富で、好みに応じた店舗をチョイスできる。

シニア編

花や草木の中を散策し、観戦までの時間を、ゆったり過ごすのも、味わいがある。

「Fビレッジ ガーデン」。「ワンダー・ガーデン」「水辺&ピクニックガーデン」からFビレッジと新球場を結ぶ位置に構成された「ゲートウェイ・ガーデン」と3エリアに北海道の自然が広がる。四季に応じた彩りの変化を感じながら、穏やかな時を感じるのもいいかもしれない。

Fビレッジガーデンの1つ「水辺のガーデン」(C)H.N.F.
Fビレッジガーデンの1つ「水辺のガーデン」(C)H.N.F.

静かにアートに浸るのもあり。「タワー11ミュージアム」は「美術館でも博物館でも科学館でもない」というコンセプトで、未来を考え、思い巡らせる革新的ミュージアムになっている。アート好きだけでなく、新しい感性を目覚めさせる、貴重な時間になるかも知れない。

宿泊は、たき火テラスを設けた「ボールパーク タキビテラス オルパ」で、炎を眺めながら過ごすのも風情がある。テントや用具がなくても気軽にキャンプ体験ができるグランピング施設のため、たき火やバーベキューを楽しみながら、最後はワインを手に締める、というのも、素敵な演出になりそうだ。

<体に負担の少ない天然芝>

選手が語る新球場(8)

五十幡亮汰外野手(23)

ルーキーのころに見学に行って以来、新球場には行けていませんが「世界がまだ見ぬボールパーク」として、YouTubeなどで完成までの道のりは見ていました。早くグラウンドに立ってみたいです。人工芝のほうが球場によって、ボールの跳ね方が違うので難しさがある。天然芝のグラウンドは体の負担は少ないですし、楽しみです。

日本ハム五十幡(22年9月22日撮影)
日本ハム五十幡(22年9月22日撮影)

好きな球場は、慣れているので神宮球場です。中大で4年間やってきましたし、グラウンドからスタンドを見渡すと「神宮に来たな」とホッとします。札幌ドームのほうが緊張します(笑い)。来年はしっかりレギュラーに定着することが一番で、体を強化してスタメンをしっかり勝ち取ることがスタートだと思います。

2軍では地道なトレーニングをやってきました。たまに近くのサウナに行って、息抜きしていました。1軍の試合を見て、どのような野球をやるのか見て、自分だったらこの場面ではこのサインが求められるんじゃないかなとイメージしながら見ていました。新球場では、自分の足で盛り上げたいと思います。走攻守で活躍できるよう頑張りたいです。