本塁打を放ち「すしポーズ」をする日本ハム・レアード
本塁打を放ち「すしポーズ」をする日本ハム・レアード

日本を愛する助っ人が、妄想を膨らませている。日本ハムのブランドン・レアード内野手(31)には今年の12月、第1子が誕生予定。性別は男の子。妻ラナさんは出産準備があるため、一足早く米国へ帰国した。2015年の来日1年目は、ラナさんと遠征先の観光地を巡るなど日本を満喫し「まだ2人の時間を楽しみたい」と話していた。今年で4年目。球界屈指の助っ人長距離砲として結果を残し、新たな家族を迎え入れる準備が出来たのかもしれない。

子どもの名前は熟考中も、決まっていることが1つある。ミドルネームを日本、米国でも呼びやすいものにしようとしている。「ケン」や「ショウ」などの呼びやすく、日米で共通して分かりやすいものが候補。「(名前の)響きが大事なんだ」。大切な息子の名前の一部に“第2の故郷”となった日本の要素を加えようとしている。

本塁打後に「すし」を握るパフォーマンスは、すっかり定着した。チームメートには日本語で「バカ」とヤジったり、スコアラーからの相手投手の特長は、日本語で理解する。2年ぶりクライマックスシリーズ(CS)はチームに同行も、痛めた左脇腹のリハビリに専念。まだ見ぬわが子を原動力に、前進している。【日本ハム担当 田中彩友美】

練習中日本ハム栗山英樹監督と話すレアード(2018年10月9日撮影)
練習中日本ハム栗山英樹監督と話すレアード(2018年10月9日撮影)