<オリックス4-3ソフトバンク>◇16日◇京セラドーム大阪

21世紀生まれ第1号! オリックス太田椋内野手(19)が16日、今季初昇格し「9番三塁」で即スタメン起用。3回の第1打席にプロ初安打&プロ初本塁打となる同点弾だ。球団では17年杉本以来のプロ初安打が本塁打。NPBでは21世紀生まれ初の本塁打となった。

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オリックス18年ドラフト1位の太田椋。同い年のライバルがたくさんいる「ミレニアム世代」だ。中日根尾、ロッテ藤原、広島小園ら、好選手ぞろいだ。00年生まれの小園が昨年本塁打を放ったが、太田は01年2月14日の早生まれ。数か月の差が味方して? 「21世紀生まれ第1号」の称号を得た。

「僕の誕生日は覚えてもらいやすいんです。バレンタインデーなので…」と照れる。「チョコレートを何個もらったとかは、あまり覚えてないんですけど…。クラスでの誕生日プレゼントはチョコが多かったですね。でも、靴箱にチョコが入っていたとかは全然ないですよ(笑い)」。

今季初出場でチームを勢いづける一撃を放った。しかも記録にも記憶にも残る記念弾。持ってる19歳に、ブレークの予感が漂う。【オリックス担当=真柴健】