本塁打を放ったヤクルトの選手が行うパフォーマンスに“新種”が誕生した。ホセ・オスナ内野手(28)は、両手で作ったハートをテレビカメラに向けるようになった。

これまでは、両拳を招き猫のように掲げるポーズが大流行。発端の塩見は「フェラーリのポーズ」と呼び、高津監督ら首脳陣にも浸透している。オスナも当初は、跳ね馬のように喜びを表現していた。いつしかそこから独自路線を進むように。2種類のポーズが、ヤクルトのベンチで見られるようになった。ハートマーク発案のオスナは「家で見ている妻と息子、娘への愛を示している」と説明した。米国内で暮らす家族へ-。14日巨人戦(東京ドーム)で、9号3ランを放った後も、自身のインスタグラムで、ハートポーズの写真とともに「Te amo」と投稿。スペイン語で妻への愛を届けた。

前半戦は9本塁打で終わったが、7月は打率4割4分2厘で3本塁打。自慢の打撃を発揮してきた。「状態もしっかり上がってきているので、後半戦も維持したい」と意気込む。離れていても心は1つ。異国で戦うパパは、より多くの愛を送るため、アーチを量産させる。【ヤクルト担当 湯本勝大】