ポストシーズンに向け、猛アピールを続けている。プロ4年目のソフトバンク笹川吉康外野手(22)だ。9月30日に出場選手登録され、「日々の試合でアピールをしたい。チャンスが来たからには『何とかアピールしてやるぞ』の気持ち」と鼻息は荒い。1軍昇格後は3試合連続でスタメン起用され、全試合で安打を放つなど存在感を発揮している。

193センチの恵まれた体格で、球団からも大きな期待をかけられるロマン砲だ。6月16日の阪神戦(みずほペイペイドーム)では特大のプロ初本塁打をマーク。持ち味はフルスイングで、背格好に同じ左打ちのウリ2つで「ギータ2世」の呼び声もある。「もちろん憧れの先輩」と背中を追いかけている。

今シーズンはウエスタン・リーグで打率2割5分7厘、7本塁打、54打点は同リーグで最多タイ。2軍の「打点王」に輝いた。

小久保裕紀監督(52)は「魅力ある選手」と評する。シーズン最終盤で1軍昇格し、直近3試合はスタメンで起用。結果を残す若鷹に「なかなか見ていてわくわくする。CSはほんとうに調子のいい選手から使っていくんで。いいアピールをしていますね」と目を細めていた。

笹川は「CSを狙えると思っていなかった。あまり1軍に来れなかったので、とにかくアピールすることしか考えていない。その先にCSがあると思います」と足元を見つめる。チームのCS突破、その先の日本一へ。無限のポテンシャルを秘めた背番号44がポストシーズンでひと暴れするかもしれない。【ソフトバンク担当=佐藤究】

ソフトバンク対楽天 7回裏ソフトバンク無死一塁、笹川は安打を放つ(撮影・林敢治)
ソフトバンク対楽天 7回裏ソフトバンク無死一塁、笹川は安打を放つ(撮影・林敢治)