第97回全国高校野球選手権奈良大会(11日開幕、佐藤薬品スタジアム)の組み合わせ抽選会が奈良・橿原市で行われ、昨年の決勝で対戦した天理と智弁学園が18日第1試合(8時半開始)の2回戦で当たる可能性が出てきた。

 シード校の天理が先に2回戦のクジを引いたが、智弁学園と高田がそのあとに1回戦のクジを引き、勝者が天理と当たる。天理と智弁学園は昨年の決勝で当たり、岡本和真内野手(当時3年=巨人)を擁した智弁学園が競り勝って甲子園に出場した。

 天理の貞光広登主将(3年)は「昨年の決勝は忘れたことがない。甲子園に行けないこともですが、先輩ともう野球がやれない寂しさがありました。同じ思いを後輩にさせたくない」と語り、智弁学園・広岡大志主将(同)は「甲子園を目指す以上、必ずどこかで当たる相手。まず高田としっかり戦い、天理のことを考えます」と力強く語った。