高校野球特集第3回は、プロ野球関係者を家族に持つ球児たちを、主にリストアップする。

 ヤクルト高津臣吾投手コーチ(46)の長男が、背番号17で夏を迎える。新潟明訓の控え投手の大嗣(だいし=2年)だ。右横手投げは父のフォームそっくりで、シンカーを武器にしているのも父親譲りだ。BCリーグ新潟で2年間(11~12年)監督を務めるなど、新潟の地とは縁が深い父からは「堂々と投げなさい」と激励されたという。「成長させてくれる場所」と夏の甲子園出場7回の名門校で腕を磨く大嗣は「新潟におもしろい投手がいるなと、思われる選手になりたい」と飛躍を期していた。