習志野が2年ぶりの準決勝進出を決めた。

 初回1死二、三塁で1年生の4番吉野海都外野手が中前へ先制適時打。3、4、5回と中盤に得点を奪い、主導権を握った。この日は7個の犠牲バントも決め、手堅い野球を見せた。

 守っては先発の尾形康平投手(3年)が8回2死まで8安打を打たれながら2失点。奪三振は3と、打たせてとる投球がさえた。

 4年ぶりの甲子園に向けて、小林徹監督(53)は「守備も攻撃も、自分で自分を苦しめてしまい、いっぱいいっぱいだった。次の中央学院も力のあるチーム。疲れをとっていい形で明日も試合に臨みたい」と語った。